軽量な28mmがあると、50mmがもっと楽しくなる。

ライカユーザーは35mm派と50mm派に大きく分かれるようですが、自分は50mm派です。

眼鏡越しでも快適に見える50mmフレームで世界を切り取る楽しさ、手ごろなF2クラスのレンズでも大きくボケる面白さが好きです。もちろん沈胴ズミクロンをはじめ、古今各社の名レンズが多いことも50mmの魅力です。


ただ50mmは標準レンズというものの現代的な感覚ではやや狭く、汎用性では35mmが有利なのは否定できません。ライカで出かける時に多数のレンズを持つのは合わないと考えているのですが、結果として汎用性の高い35mmを持ち出す機会が多くなっていました。


それがM-ロッコール 28mm F2.8を入れたことで、少し変わりつつあります。

50mmと明確に異なる28mmの広さはもちろん、何よりM-ロッコール 28mm F2.8は重量わずかに135グラムの軽量レンズ。同じ28mmでもF2やF1.4のレンズだと主役であるべきサイズ重量になってしまうのに対し、この軽量さは50mmのサポート役として丁度よいと感じます。


この小型軽量な28mmをカバンの片隅に忍ばせておくことで、好きな50mmをライカにマウントしてのお出かけがとてもしやすくなりました。


ライカを楽しみたい時は50mmと28mmのふたつ、それほどでもない時は35mmのひとつだけという使い方になってきています。以前はどうせレンズを買うなら大口径が面白いと思っていたのですが、50mmとの共存は小口径の機動力ならではの楽しさという発見です。


いくつになっても新しい発見や刺激があるというのは、うれしいことです。

Monochrom Welt

日々の中のモノクロームを綴るブログ。

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