ライカで楽しむニッコール。
カメラ好きなら大抵ご贔屓メーカーがあるかと思いますが、自分はニコンが好きです。歴史的なエピソードや、使ってこそ感じるカタログスペックに現れない部分の作り込みなどに惹かれるんですよね。
ただ写真への姿勢が「凄い写真を目指す」から「気楽に楽しむ」にシフトして以降、機材もデジタル一眼レフから趣味性重視のライカMモノクロームになり、ニコンを使う機会が減っていたのも事実です。
そんな中で手に入れたのが、L39マウント版のニッコール H.C 5cm F2です。
距離計連動レンズながら最短45cmまで寄れるというのが興味深くて前から欲しかったレンズです。50mmは十分だと言っているのに、非常に状態の良い個体を手にして新品同然のクロムメッキの輝きを見たらダメでした。
実際に使ってみると、90cmより近接は目測とはいえ45cmまでシームレスに使えるのはとても便利です。ライカ&ニッコールレンズという組み合わせや、開放ではゾナー型らしいボケ味で絞れば極めてシャープな描写という性格も魅力的で、最近すっかりメインのレンズになっています。
最近のライカならスナップはファインダーを使いつつライブビューで近接も撮れる、理想のレンズかもしれません。いつかMモノクローム以外のライカも買うかもと考えると、これは手放せないレンズになる予感がします。
こうやってオールドニッコールを楽しんでいても、相変わらずニコンの業績には全く貢献していないんですけどね・・・贔屓といいつつ我ながら無責任だなあ。
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