レンズの価値はどこにある?

CANON Serenar 50mm F1.8 II 

このレンズ、実は何回も手に入れては手放ししています。それくらいお手頃に買えてしまう、キヤノンのライカL39マウント用レンズ。最近はちょっと値上がりしているかもですが、それでもライツやツァイスと比べればずっと安いでしょうね。


趣味の世界では人気のある良いものは高い値付けになって憧れとなり、その逆に安いモノはそれだけで懐疑的に見られてしまう一面があります。じゃあお安いこのレンズがどうかというと?

豊かなトーンとシャープネスが両立した描写も、上質なクロムメッキがされた真鍮製の鏡胴も、いずれも美しく魅力的なレンズだと思っています。それもそのはず、キヤノン自身も「近代光学史にその名を残す名作レンズ」と自画自賛を惜しまないほどの傑作レンズなんです。

安かろう・・・などと決めつけず、機会があればぜひ試してほしい名レンズです。経年劣化で中玉クモリの個体が多いのは、本当に残念なんですけどね。

Monochrom Welt

日々の中のモノクロームを綴るブログ。

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