コシナがコシナだった頃。

Super Cosina 75-300mm F4.5-5.6 MC MACRO

趣味のジャンク巡りをしている時、コシナ製の望遠ズームレンズを見つけました。スーパーコシナという、ちょっと垢抜けないレンズ銘がユニークです。

レンズメーカーの製品でもシグマやタムロン、トキナーはそこそこ見かけますが、コシナは少し珍しいです。見たところ状態もきれい。安いズームレンズで定番のスペックですが、マウントアダプターを持っているキヤノン FD用だったこともあり、買ってみました。

ボディはマイクロフォーサーズのGX7ですが、素直なボケ味とニュートラルな発色が優しい写りで、ポートレートにも向いていそうな印象です。


今や、協業しているカールツァイスの製品製造を担当し、自社製品には歴史あるフォクトレンダーのブランドを冠して「趣味性と品質の高いレンズのメーカー」というイメージの強いコシナですが、こういう製品を作っていた頃から堅実な製品作りをしていたんだな、と実感します。その実績が、今の華のある仕事に結びついているんでしょうね。


不人気な望遠ズームの並ぶジャンクレンズコーナーも、たまには無視せず覗いてみると、意外とオッ?と思える掘り出しものに出会えるかもしれませんよ。

Monochrom Welt

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