2020.02.28 11:00夢の終わり。AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED 自分なりに真面目に 写真に取り組んでいた頃、まさに憧れのレンズでした。当時トップレベルのプロたちの素晴らしい作品でも頻繁に使用されており、世間の評判も「このレンズこそニコンユーザーの特権」「このレンズのためにニコンに乗り換える」と極めて高く、このレンズがあればもっと良い写真が撮れる!と信じていましたね。 悩んで悩んで...
2020.02.27 11:00小口径という価値。Leitz Elmar 35mm F3.5 自分は大口径のレンズで背景をボケさせた撮影が好きです。レンズを買う時は少しでも明るいものがいいって考えてしまいますし、せっかく買った明るいレンズは出来るだけ開放を使いたくなります。 しかしレンジファインダーの本領であるスナップと大口径レンズ開放は、実は相性が良くないのではないかというジレンマも感じています。絞りを開くほどピントはシビア...
2020.02.26 11:00前玉のガリキズの思い出。RICOH GR Digital 3自分にとっての初GRは、デジタルになって3代目のGRD3でした。気合を入れて大きく重たいD800&24-120mm/F4Gが主力だったこの頃、ポケットに入る感覚が新鮮でよく使っていました。ただ画質はシャープだけど、1/1.7型の小さいセンサーの描くトーンはフルサイズはもちろんフォーサーズと比べてもやっぱり物足りず、トーンを意識しないで済むハイコントラストモノクロ...
2020.02.25 11:0028mmの広さ。Voigtlander Ultron 28mm F2 VM憧れのライカMモノクロームを買った時は、ブログを始めた以外にも色々と舞い上がっていました。その症状のひとつが「ブライトフレームに対応する画角のレンズを揃えたい」というもの。中でも28mmは一眼レフやGRで親しんだ画角でもあり「レンジファインダーは広角に強い」という定番文句にも煽られて、純正は高いし明るさも欲しいしで選んだのがこのウルトロン。...
2020.02.24 11:00空の色。EPSON R-D1 実はブログタイトルは、ライカMMを買って完全に舞い上がってる時に決めたものの、実際の自分はモノクロしか撮らないというわけではないのです。そしてこのR-D1は、レンジファインダーでカラーを楽しみたいというのも購入動機のひとつでした。アナログな操作系が魅力として語られるR-D1ですが、描き出す色彩も魅力として外せないと思っています。
2020.02.23 11:00600万画素のフィルム。EPSON R-D1 自分はレンジファインダーが好きなので、世界初にしてライカ以外では唯一のデジタルレンジファインダー機であるR-D1も好きです。発売から十数年が経過しても、際立った個性で未だに多くの人を惹きつける魅力を持つ、稀有なデジタル機だと思います。ただR-D1に興味を持つ人が悩むのが600万画素という、周回遅れに少ない画素数。600万画素では少なすぎる、せめて1000万画素・・・...
2020.02.22 11:00ゆっくり半回転。千代田光学 Minoltacord Automat 二眼レフ、何だかんだで好きです。とはいえ憧れから手にしたローライフレックスやその後に買った機種も手放してしまい、今も手元にあるのはミノルタコード オートマットだけです。このミノルタコード オートマットで気に入っているのが、ローライフレックスと同じクランク式というところ。被写体の浮かぶファインダーを見つめてピントを合わせ、シャッターを切っ...
2020.02.21 11:00絞ってこそ「鷹の目」。Carl Zeiss Tessar 3,5/40 (Rollei 35)20世紀初頭に発明された「テッサー」にカールツァイスが与えた二つ名は、そのシャープさを誇示する"Adlerauge"、日本語では「鷹の目」と訳されることが多いようです。発明当初のテッサーのF値はわずかに6.3、しかも発明したパウル・ルドルフ博士は大口径化に否定的だったそうです。真意は本人にしか分かりませんが、F6....
2020.02.20 11:00上善は水の如し、名玉は空気の如し。Carl Zeiss Tessar T* 3,5/35 M (宮崎光学改造) 世に名玉は数あれど、カールツァイスの歴史的な傑作であるテッサーは自分が最も好きなレンズのひとつです。ただテッサーが高嶺の花だったのはせいぜいWW2の頃まで。WW2後はゾナーやプラナーなど更に複雑なレンズが主役になり、テッサー及び3群4枚テッサー型のレンズは普及品の位置づけになってしまいました。しかもカメラの主流が一眼レフ...
2020.02.19 11:00デザインという性能。Rolleiflex 2.8 D (Planar) ご多分に漏れず、ローライフレックスかハッセルブラッドかで悩んでいた時期がありました。様々なWeb記事を読み漁り、店頭で実機を触らせてもらっては溜息をつく日々。結局、選んだのはローライフレックスの2.8D。シャッターの静かさと、何よりこのデザインに惹かれました。
2020.02.18 11:00誰かの一番になれない存在。Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM カールツァイスの50mm ZMレンズ2本のうち、後に手に入れるCゾナーと比べても写りは安定していて価格もお手頃と、非の打ち所が無いレンズでした。おそらく使う人の多くが「良いレンズ」と感じると思います。
2020.02.17 11:00思い出用レンズ。Carl Zeiss C Sonnar T* 1,5/50 ZM 元々「カールツァイス」の「ゾナー」に憧れがあったため、手に入れた50mmの大口径レンズです。コンパクトに纏まったルックスはライカにもよく似合い、また独特のウェット感のある光の捉え方が魅力的でお気に入りレンズでした。よく言われるフォーカスシフトも、実際にスナップしている分には気になりません。そもそもレンジファインダー自体、ピ...