なるほど黒いレンズも美しい。

Leitz Elmar 9cm F4 L

シルバーとブラックに大別されるライカのうち、自分はシルバー派です。美しい金属光沢が好きなのですが、自分がライカを知った時のイメージも大きいです。


そんな自分にとって今回購入したエルマー 9cm F4は、初のブラックペイントのレンズです。レンズ自体は何の変哲もない不人気で安価な中望遠のオールドレンズです。中古屋で何度も見かけたし、数千円の個体さえ見かけたことがあります。


ただ今回の個体はシリアル番号からすると83年前の1938年の製品ですが、とてもそうとは思えないほど美しさなのです。ローレット部まで艶やかなブラックペイントが、シルバークロームの金属光沢を引き立てています。美しいブラックペイントのレンズをしっかり見たことが無かったため、今までこの美しさに気づいていませんでした。

写り自体も83年前とは思えない端正な描写。そして(ライカレンズとしては)割と寄れるので、テーブルフォトをしたい人にはお手頃な選択肢かもしれません。特に35mmとの相棒に良さそうです。


しかしこのエルマーはお手頃価格でしたが、人気レンズのブラックペイント美品は一体いくらになるのでしょうか・・・。自分は今後もシルバー派として、ブラックペイントはこのエルマーを眺めて楽しもうと思います。



Monochrom Welt

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