2021.03.12 11:00なるほど黒いレンズも美しい。Leitz Elmar 9cm F4 Lシルバーとブラックに大別されるライカのうち、自分はシルバー派です。美しい金属光沢が好きなのですが、自分がライカを知った時のイメージも大きいです。そんな自分にとって今回購入したエルマー 9cm F4は、初のブラックペイントのレンズです。レンズ自体は何の変哲もない不人気で安価な中望遠のオールドレンズです。中古屋で何度も見かけたし、数千円の個体さえ見かけたことがあ...
2020.12.02 11:00手の届く世界を撮る。Leitz SOMKY M型ライカの数ある制約の中でも、最短70cmという制約は多くの人が不便を感じるのではないでしょうか。70cmといえば成人が伸ばした手の長さくらい。逆に言うと手の届く範囲を撮れないのがM型ライカです。テーブルフォトを撮ろうとのけぞってカメラを構えたというのは、ユーザーあるあるの笑い話ではないでしょうか。もちろん現行モデルであれば、外付EVFやライブビューを使えば距離...
2020.10.26 11:00がんばらないライカ。LEICA D-LUX TYP109M型ライカは楽しいカメラだと思います。でもやっぱり、寄れないし基本的に単焦点MFだし、不自由さを乗り越えて楽しむために頑張らないといけないところががあるんです。元気な時には大したことではないハードルでも、そこまで気合い入れたお出かけでもないし・・・ていう時って結構あるものです。そういう時のために買ってみたライカ X2は実際にはM型と被る部分も多くてしっくり来なか...
2020.08.14 11:55不自由さ故の自由。Leica M MonochromCOVID-19の流行が夏になって勢いを増したため、予定していた北海道ツーリングもキャンセルしてしまいました。どこかに行こうにも気が乗らず、近所で出かけようにも猛暑に耐えられず。結果、この夏休みは何をするでもなく家でダラダラと過ごしているだけになっています。我ながらもったいない休みの過ごし方だなあと思う反面、何をするでもなく家でのんびり過ごす夏休みも意外と良いもの...
2020.08.09 03:25オールドレンズの個体差ということ。Leitz Summaron 35mm F3.5LCOVID-19の流行が収まらないおかげで旅行や撮影の機会もすっかり減ってしまい、カメラやレンズへの関心も減衰していく日々の中、近所のキタムラで懐かしいズマロン 35mm F3.5 Lを見かけました。以前に同じモデルの別個体を持っていたものの、描写の甘さや難有りの外装に物足りなさを感じて手放しています。しかし改めて良品を見てみると、ライツ時代ならで...
2020.03.16 11:00現代のバルナックライカ?LEICA X2 自分のライカ M モノクロームは、ライカらしいキャラが立ってて好きなカメラなのですが、やはりモノクロしか撮れないというのは縛りとしてキツイ時があります。「もっと気軽に使えるライカ」が欲しくなって追加したのがライカ X2。たぶんバルナック型をオマージュしたデザイン意匠とサイズ感のボディは、無理なくポケットにも収まってなかなか素敵。Made in Germanyなのも、文句...
2020.02.27 11:00小口径という価値。Leitz Elmar 35mm F3.5 自分は大口径のレンズで背景をボケさせた撮影が好きです。レンズを買う時は少しでも明るいものがいいって考えてしまいますし、せっかく買った明るいレンズは出来るだけ開放を使いたくなります。 しかしレンジファインダーの本領であるスナップと大口径レンズ開放は、実は相性が良くないのではないかというジレンマも感じています。絞りを開くほどピントはシビア...