2022.06.26 11:00もう一度、プラナー。 Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM数多くあるライカ用 50mmレンズの中でも、カールツァイスのプラナーは地味な存在だと思います。でもレンズではなくライカを楽しむには、それくらいでも良いのかもしれません。
2021.12.13 11:00銀の小粒。Carl Zeiss C Biogon T* 35mm F2.8 ZM経験を積んだ後だからこそ、選べる選択肢ってありますよね。このC Biogon 35mm F2.8 ZMも、そんな選択肢のひとつだと思います。
2020.03.11 11:003枚玉の楽しみ。ZeissIkon Ikonta 521/16 いわゆる写真用レンズとして採用例が多い割に最もシンプルな構成は、3群3枚トリプレット型ではないでしょうか。もちろんガラス1枚で構成されたメニスカスよりは3倍も複雑とはいえ、凸・凹・凸のガラスレンズ3枚を並べただけでちゃんと写真用レンズとして成立するというのは、それだけで一種のロマンです。そんなシンプルに構成されるトリプレットレンズは、開放F...
2020.02.21 11:00絞ってこそ「鷹の目」。Carl Zeiss Tessar 3,5/40 (Rollei 35)20世紀初頭に発明された「テッサー」にカールツァイスが与えた二つ名は、そのシャープさを誇示する"Adlerauge"、日本語では「鷹の目」と訳されることが多いようです。発明当初のテッサーのF値はわずかに6.3、しかも発明したパウル・ルドルフ博士は大口径化に否定的だったそうです。真意は本人にしか分かりませんが、F6....
2020.02.20 11:00上善は水の如し、名玉は空気の如し。Carl Zeiss Tessar T* 3,5/35 M (宮崎光学改造) 世に名玉は数あれど、カールツァイスの歴史的な傑作であるテッサーは自分が最も好きなレンズのひとつです。ただテッサーが高嶺の花だったのはせいぜいWW2の頃まで。WW2後はゾナーやプラナーなど更に複雑なレンズが主役になり、テッサー及び3群4枚テッサー型のレンズは普及品の位置づけになってしまいました。しかもカメラの主流が一眼レフ...
2020.02.19 11:00デザインという性能。Rolleiflex 2.8 D (Planar) ご多分に漏れず、ローライフレックスかハッセルブラッドかで悩んでいた時期がありました。様々なWeb記事を読み漁り、店頭で実機を触らせてもらっては溜息をつく日々。結局、選んだのはローライフレックスの2.8D。シャッターの静かさと、何よりこのデザインに惹かれました。
2020.02.18 11:00誰かの一番になれない存在。Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM カールツァイスの50mm ZMレンズ2本のうち、後に手に入れるCゾナーと比べても写りは安定していて価格もお手頃と、非の打ち所が無いレンズでした。おそらく使う人の多くが「良いレンズ」と感じると思います。
2020.02.17 11:00思い出用レンズ。Carl Zeiss C Sonnar T* 1,5/50 ZM 元々「カールツァイス」の「ゾナー」に憧れがあったため、手に入れた50mmの大口径レンズです。コンパクトに纏まったルックスはライカにもよく似合い、また独特のウェット感のある光の捉え方が魅力的でお気に入りレンズでした。よく言われるフォーカスシフトも、実際にスナップしている分には気になりません。そもそもレンジファインダー自体、ピ...